2015年7月2日木曜日

現代漫才論(祭)

「現代漫才論(祭)」行ってきました。ロフトプラスワンWESTにて。

これは一体何なのか?
「現代漫才論(祭)」とは、弁護士である角田龍平氏が、日本放送から配信している「角田龍平のオールナイトニッポン ポッドキャスト」ではおなじみの、明石家さんま研究家のエムカク氏と放送作家である柳田氏を迎え、「明石家さんまの誕生日を勝手に祝う会」と銘打って、明石家さんまに関わる研究を発表するイベント。去年からやっているとのこと。学生の時からの友人である小野君にこのポッドキャストを教えてもらい、イベントにも行ってみようと思った。

ポッドキャストを入念に聞き込んで、予習は十分。
そのせいかどうかはわからないが、こんなに興奮したことはなかった。19時半〜23時までの3時間半(休憩10分)という長丁場だったが、あっという間だった。トイレに行く時間も惜しいくらい。

テーマは「オレたちひょうきん族」。
ちょうど、小学生から中学生、高校生まで見ていた番組。「8時だヨ!全員集合」を見なくなって「オレたちひょうきん族」に乗り換えた時のことを覚えている。

エムカクさんは、「オレたちひょうきん族」が1981年に始まってから1989年に終わるまでの明石家さんまの活躍ぶりを発表。タケちゃんマンのコーナーを中心に、ブラックデビル、あみだばばあなどの悪役の変遷ぶりと、途中の見どころを紹介。
明石家さんま愛に溢れる内容に、笑いながら涙するぐらい面白い。
濃い2時間でした。

休憩を挟んで、次は柳田さんの発表。
柳田さんは製作の視点からの「オレたちひょうきん族」、または北野武が明石家さんまをどう見ていたのかという内容。当時のディレクターであった三宅氏との3人の関係など、興味深い。それと高校サッカー奈良予選結果の疑惑に終止符が!(これはポッドキャスト140回目をお聞きください。それと東京公演があるみたいなので詳しくは書きません。)

どちらも共通していたのは、明石家さんまが損得なしに人を笑わせることが好きな人だということであり、そのためには全力投球で臨む姿勢を強調していたこと。

それは発表した2人にも同じことがいえる。
それと、この2人を公の場に引っ張り出してくれた角田先生も素晴らしい。
「どうでもいいこと」って、見る角度を変えると素晴らしく素敵なものになる。それを、面白く伝えてくれる。
面白いものは損得勘定ではなく対象への愛によって作られる、ということを強烈に感じることができた。

好きなものを追求していくことって、歳を取るとなかなかやらなくなってくるけど、この人達を見てると自分の甘さを反省もする。

いや、こんなに感動するとは思わなかったな。
すばらしいイベントでした。


写真はお土産。エムカクさん作成の「オレたちひょうきん族年表」と柳田さん作成の「全員集合! VS ひょうきん族 土8戦争」。

0 件のコメント:

コメントを投稿