2017年1月10日火曜日

古楽講習会 in 神戸

年始にはおなじみ、太郎さんの古楽講習会に行ってきました。今回は「舞曲」を中心に。
会場は珍しく神戸。神戸といっても神戸駅よりさらに西に行った兵庫駅からすぐ近くの兵庫勤労市民センター。
昔、この近所に住んでいた。まわりに居酒屋が多く、柳原えびす神社も近くにある。9日は宵えびすということで、人でごった返していましたよ。

今回はダンス講師として谷田さんを迎えて、ルネサンスダンスのステップを幾つか教えて貰った。踊るのは苦手だが、やってみると感覚がわかるね。
普通は男女ペアでやることが多く、お互いをアピールしあったりする。そのときに、この人は相手を気遣える人や、とか、こいつはそっけないやつや、みたいに相手がどんな人なのかが分かったという。

谷田さんはピアノやチェンバロも弾いていて、音楽とダンスの両方に通じているとの事。太郎先生のいう事をさらりとやって見せてくれる。
音楽の個人レッスンでは講習生の舞曲にダンスを即興でつけてくれるので、どのように音楽をとらえて踊るのかが目で見てわかった。
何がわかったのかはっきりいえないけど、ダンスを見る前と見た後で楽器の弾き方が変わるぐらい、いろんな事がわかってくる。
もっと大きなフレーズ単位で弾いてみると案外まとまったり、弾いているこちらも乗せられてしまったり。

今のダンスのレッスンはCDやテープをかけてやるので、同じぐらいのテンポにしないと踊れない人もいるみたい。でも昔はCDなんてないから生身のミュージシャンを呼んできて踊るから、お互いがうまくできるようにテンポやノリなどを瞬時に調整してたという。これってコミュニケーションっていいますね。
今回のテーマは舞曲ですが、裏に隠されている大事なテーマであったと思います。

あと、楽器のセッションの時間には大物ゲストが2人も来ていました。
クラシックギターの増井さん、古典フルートの長谷場さん。増井さんはなんとパノルモ持参。(パノルモというのは19世紀ギターの名器)
打ち上げでいい話をしてくれました。
・いいギター(当然値段は高い)を持つのはいいことだ
・自分のレベルより上の楽器を持つとよい
・いいギターは自分の不調のときに助けてくれる
・人から教えられないものを楽器から教わる
など。
こちらは楽器とのコミュニケーションのお話でした。

いつものことながら講習会やその後の宴会では、いろんなことを知ることができれば嬉しいし、でも自分が何も知らないことも同時にわかってくるので、謙虚でいる事も忘れないようにしようと思うのです。

楽しい1日でした。(写真撮るの忘れた。。。)

2 件のコメント:

  1. 先日はありがとうございました。さかたにです。
    自分の未熟さもあり、踊り見ながら演奏できるんかいな?と正直思ったのですが、踊りに引っ張ってもらってました(笑)スーってフレーズ一気という感じで運んでもらいました。ネグリの舞曲やサンスのフォリア・パバーヌ・エスパニョレッタあたりをコードとともに踊りイメージしながら少しづつやっていこうと思いました。
    あと、講習だけでなく、打ち上げも良かったすね。「今持ってる楽器では俺の表現はできんから、オリジナルに買い替える」と言えるぐらいに頑張りたいですわ。多分一生無理と思いますけど(笑)。とりあえず当面は今の楽器に助けてもらうと思います。わからないことたくさんなので今後ともよろしくお願いいたします。 さかたに

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  2. さかたにさま、昨日はお疲れさまでした。毎回、めきめきと腕を上げてきていますね。古楽器にも慣れてきた感じが伝わってきます。モダンではなかなかうまくいかなかった速いパッセージなど快適に弾けてますね。それも美音です。初めはなかなかあんな風にいかないものですよ。すごいです。
    ダンスと一緒にやるの、面白かったですね。さかたにさんに追い越されぬようこちらも頑張ります。

    あ、そうそう、ロニージェイムスの写真見ましたよ。ほんと似てますね〜(笑)

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