2018年2月8日木曜日

珍味SP

珍味SPを観てきました。梅田のムジカジャポニカにて。

珍味スペシャルとは何かというと、ゴンチチのチチ松村さんが見つけた、変わったミュージシャン達を集めてのライブです。4回目らしいですが、こんなのやってるのを気づいたのが一昨年ぐらいかな。やっと来れました!

1番目は主催の良元優作さん。
 この人は関西フォークが好きだったおじさん達から人気があるね。昔のアメリカの曲に今の歌詞を乗せたり、曲の作り方も似ている。いい唄を歌うんです。彼は。
チチさんいわく「声がすごい、匂ってくる」って。

2番目は井上智恵さん。
ゴンチチのラジオ番組で紹介されてましたが、その前に一度見ているのを思い出した。一昨年だったかな?京都のゆすらごで亜熱帯トリオとして出ていましたね。カシオの昔のキーボードを弾く人です。昔のカシオトーンって安っぽい音やな、と思ってたけど、今聴くと印象が全然違いますね。なんか香辛料が効いてる感じ。それも辛い系じゃなくてシナモンとか、ちょっとびっくりする感じの。
NHK FMの「世界の快適音楽セレクション」で、亀松堂のコーナーで最近、人肌シンセ祭りっていうのをやってるけど、チチさんが井上さんに出会ってこの企画を始めたらしい。喫茶イノの店主でもある。一度行ってみたいな。

3番目は泊。
戦前の昭和歌謡風のオリジナルを歌うユニット。ボーカルの山田参助さんは漫画家でもある。ギターの武村篤彦さんの使用ギターはなんとナショナルギター。松下電器ではありませんよ。バタヤンが使ってたやつです。これがいい音するんですね。ソリッドのエレキギターなんですが、フルアコと呼ばれてるものに近い感じ。
今回は武村さんも歌う場面が多かったな。二人ともいい声してるんですよね。

休憩をはさんで、ゲストのチチ松村さん登場。
この人の歌はあんまり聴いた事がないけど温かみのある歌い方。選曲がいいですね。誰か知らない人の歌でした。

そのあと、全員出てきてセッションコーナー。セッションって言ったけど、この人達にセッションって言葉は合わないな。
良元さんや泊の曲を中心に、井上さんの曲も数曲。どれも、井上さんのカシオトーンのインパクトがすごかった。絶妙の音選びです。その音で変態フレーズですよ。コードに合っていないようで合っている。キワキワなずれ方。他のメンバーもそれをすんなり受け入れる。何やっても大丈夫。こんな事なかなかできないよ。ほんとに個性的すぎる。

最後は、チチさんが映画で使われてた曲に歌詞をつけたものを全員で。ザ・バンドの「ラストワルツ」を見てるようだったよ。感動的!

良元優作さんも泊もチチ松村さんもよかったけど、特筆すべきは井上智恵さんやな。変態すぎる。いや、誉めてるんですよ。ベタ褒めです。


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